金のコインやバングルをいくつも重ねたベリーダンスの衣装とアクセサリー

告白します。バレエを習っている私ですが、発表会はベリーダンスで出ています。

ポアントで本気のパを踊ると、腰やら膝やらにくる。数年前、群舞で出ようと練習していて腰をやってしまって、発表会のバレエは諦めた。

その点、お楽しみ枠でやってきたベリーダンスは、あまり身体に負担をかけずに「楽しい〜〜!!」で参加できるし、発表会のワクワクドキドキをスタジオの皆と味わえるし、一緒に踊る仲間とも練習を重ねていけて、私の夏の風物詩として外すわけにはいかない。

箸休めでなーんて自嘲しながら、今年も目眩ましみたいな派手な衣装を着て舞台に立ってる。


衣装は「武装」です

セパレートのオリエンタルの衣装——ブラとへそ下のスカートのやつ——は、若い人の分担です。

私もほぼその系統だけど、ボディを隠せるファンデーション(衣装の下に着る肌色のボディスーツ)を付けて、アクセサリーやスカーフで武装します(笑)。


ベリーダンスという世界

ベリーは、バレエほどのストイックさは無いけれど、もちろん奥深い世界。

私のベリーの先生は、海外公演に呼ばれて参加するほどのプロフェッショナル。それでもやっぱり、ニッチな世界なのです。

時々ハフラ——ベリーダンスのギャザリング——にも出るし、レストランショーにも出ます。


舞台裏のメイク室

ちびっこバレリーナが、先生方にメイクを施してもらって、化粧の出来具合をチェックする為に鏡を覗き込む。その所作が、ちゃんと女っぽい。もう楽しくて吹き出してしまった。

レッスンはストイックで、必死で、みんな真剣な眼差し。でも、衣装を着たいつもの顔ぶれが、メイク、ヘアアレンジ、全てを装備して、ライトの中で踊る姿は、なんべん見ても見飽きない。なんか誇らしい。

去年まで、こちらの励ましや褒め言葉にリアクションできない幼さを持っていた子たちが、私を見かけて「頑張りますっ」ってガッツポーズを見せてくれた。成長が嬉しいのはもちろん、こちらから投げかけるだけじゃなくて、先に声をかけてもらえた。それが、こんなにトキメイて、ありがたいことなのかと、しびれた一コマ。


舞台の上で

今年踊ったのは2曲。1曲だけ明かすと、「Gana el Hawa」——エジプトの往年の大スター、アブデル・ハリーム・ハーフェズの名曲です。

ベリーはあまりにもマイナーで、曲名だけだとぴんとこないと思うので、リンクを貼っておきます。気になる人は聴いてみてください。

もう1曲はノリのいい現代の曲なのだけど、こちらは内緒。2曲とも書くと、身近な人には完璧に私だとわかってしまうので(笑)。

いつも絶対間違えないところでしくじるのは、発表会あるある。出だしから間違えて、いつになく間違えだらけの演目になってしまった。でもそこはベリーダンスなので、見ている人にはバレにくいと思う(笑)。


客席の女の子たち

ベリーの演目中、客席の女の子たちが、ものすごく嬉しそうに、私たちの振り真似してた。それがあんまり嬉しくて、ニヤニヤが止まらなかった。

観客たちと一緒に音楽と空間を共有できるのが、生の醍醐味。ノリノリになってくれて、本当に幸せなことです!


幕が下りて

すごく疲れたけど、この気だるさはいつもの感じ。部屋に戻ってシャワーを浴びて、早くビールが飲みたくて! 踊るって楽しいって、毎回思う。

お世辞と、いつものよいしょだけど「色っぽかったよ〜」と言ってもらった。

発表会の振り付けをしてくださる先生へのお礼に、皆で金一封をお渡しするクラスもある。ベリークラスは、打ち上げのときのお食事代をメンバーで負担させて頂く、と決めている。先生のリクエストだ。

そのあたりの話は、また今度。

シャボン玉のように、一瞬で今日の舞台は幕が降りて、何もなかったように、また地道なレッスンが来週から始まる。いつも通り。