歌舞伎・和の舞台

画像がとにかく美しくて、舞台を生に観ているような贅沢感に浸れる——一押しの映画。

芝居小屋の灯り、衣装の色、雪の降りかかる場面の一つひとつが、絵巻物のように丁寧に作り込まれている。スクリーンを観ているはずなのに、いつのまにか客席にいて、目の前で芝居が進んでいるような気持ちになる。

物語の運び方も、最後まで観てはじめて全体の景色が見えてくる仕掛けになっていて、観終わったあとにもう一度反芻したくなる。和の舞台の美しさが好きな方には、ぜひ観てほしい一本。

▶ 木挽町のあだ討ち(東映)