子供の頃からずっと、眼鏡とコンタクトが手放せなかった。学校でも、旅行でも、プールでも、視力の悪さがじわじわと行動を制限してくる感じ——あれは地味にストレスだった。
だからレーシックが普及し始めたとき、私はすぐに飛びついた。「出てすぐ」だったと思う。怖いとか待った方がいいとか、そういう慎重さよりも「早く裸眼になりたい」という気持ちの方がはるかに勝っていた。
裸眼生活は、本当に快適だった
手術後の世界は、正直感動だった。朝起きて、そのまま時計が見える。雨の日にメガネが濡れない。コンタクトを忘れて焦ることがない。
「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と何度思ったかわからない。あの解放感は、やった人にしかわからないと思う。
それが今、またPC用の眼鏡が必要になった
老眼だ。
日常生活は裸眼で全然問題ない。でも、パソコンの画面がだんだんぼやけてきて、気づいたら手元用の眼鏡が手放せなくなっていた。
「あれだけお金と勇気を出してレーシックしたのに」という、なんとも言えない気持ちがある。老眼はレーシックとは別の話なので、仕方がないのはわかっている。でもやっぱり、ちょっと悔しい。
調べていたら「ICL」というものを知った
また目のことをちゃんと考えようと思って調べ始めたら、ICL(アイシーエル)というものが出てきた。
レーシックが角膜を削って視力を矯正するのに対して、ICLは目の中にレンズを挿入する方法らしい。しかも取り外しができる。そして適応できる近視の範囲がレーシックより広く、術後に乾燥感が出にくいとも書かれていた。
「レーシックより進化してる感じ?」という印象を持ちつつ、気になるのはやっぱりお値段。両眼で50〜80万円ほどが相場のようで、レーシックの倍近くする。
ICLについてきちんと調べたい方は、ICL研究会(医師による学術団体)や先進会眼科のICL解説コラムがわかりやすかった。
「眼科医は自分にはやらないらしい」という話
ここで、信頼している内科医の友人から聞いた話を思い出した。
「眼科の先生って、自分では目の手術やらないらしいよ」
レーシックにせよICLにせよ、術者である眼科医が自分や家族には勧めない、という話を聞いたことがある人もいるかもしれない。もちろん全員がそうではないと思うけれど、「そういう声がある」というのはちょっと気になる情報だった。
どんな手術にもリスクはある。眼科医だからこそ、細かいリスクまで知っていて慎重になるのかもしれないし、単なる都市伝説かもしれない。でも「専門家が自分にはやらない」という話は、頭の片隅に置いておきたいと思った。
今のところ、まだ迷っている
ICLへの興味は本物だ。費用は高いけれど、「一生モノの投資」と考えたら、NISAに毎月積み立てるのと同じ感覚でとらえることもできなくはない。
ただ、目は取り返しのつかない大事なもの。「高くても安心できる手術なのか」「老眼への影響はどうなのか」「そもそも今の視力で適応できるのか」——まだ調べきれていないことも多い。
まずはちゃんとした眼科でカウンセリングを受けてみようと思っている。そのときはまた、ここに書きます。
よくある質問
Q. ICLとレーシックの一番の違いは何ですか?
レーシックは角膜を削って矯正する手術で元に戻せませんが、ICLは目の中にレンズを入れる方法でレンズを取り出すことができます。また、ICLの方が強い近視にも対応できる場合が多いとされています。
Q. ICLの費用はどのくらいかかりますか?
両眼で50〜80万円前後が目安のようです(クリニックや度数によって異なります)。レーシックより高額ですが、レンズが半永久的に使えることを考えると、長期的な視点で検討する人も多いようです。
Q. 老眼にはICLは効きますか?
ICLは近視・遠視・乱視の矯正が目的で、老眼そのものへの効果は限定的とされています。多焦点レンズという選択肢もあるようですが、こちらは別途カウンセリングが必要です。