何でも観る。話題作も、ミニシアターの一本も、気になればジャンルを問わずに足を運ぶ。ワインと一緒で、観たそばから感想が流れていってしまって、なんにも記録しないできた。それがもったいない気がして、これからはブログに書いていこうかな。
映画「国宝」から歌舞伎座へ
「国宝」を観て、その世界の余韻が冷めないうちに、本物の玉三郎さんを見に行く——この流れが大満足だった。スクリーンで歌舞伎の業の深さに触れたあとだから、なおさら生で観たいという気持ちが膨らんでいた。
去年の12月、十二月大歌舞伎のチケットをお友達にお願いして購入してもらった。人生の半分以上東京で暮らしていて、すぐそこにあるのに、初めての歌舞伎座。あの堂々とした構えの建物に足を踏み入れるだけで、もう興奮した。
花道のすぐそばで
早めに一階の喫茶でカレーをいただき(ここも予約しないとすぐ埋まってしまうと教えてもらった)、どんどん埋まっていく予約席にワクワクしながら、観劇までの時間を過ごした。
桟敷席ではなかったけど、花道のすぐそばの席を友達が予約してくれて——役者さんが通るたびに、衣装の擦れる音や足拍子の振動まで伝わってくるような近さ。見上げると、息づかいまで届きそうだった。世界の玉三郎さんを花道で見られるなんて、本当に素晴らしかった。
何でも観るけど、生の舞台はやっぱり特別だと思った。同じ空間で、同じ時間を、役者さんと客席みんなで分け合っている——あの一回きりの感じは、映像では味わえない。
次は夏のスーパー歌舞伎「もののけ姫」
チケットはもう購入済み。あの物語が、けれんみたっぷりのスーパー歌舞伎になったらどうなるんだろう。想像するだけで胸が高鳴る。今から楽しみにしている。