暗い部屋で赤く光るNetflixのロゴが映ったテレビ

Netflixを開くと、しばらくどれを見るか迷う。「今日の気分はどれかな」という選択が、一種の楽しみだ。

気づいたら深夜になっていた、という経験をした人は多いと思う。私もある。それを後悔したことは、一度もない。


古いところのお気に入り

何度見ても面白い作品というのがあって、それが「本当に好き」の基準だと思っている。古いところで、「Suits(スーツ)」「Downton Abbey(ダウントン・アビー)」も楽しかった。

Suitsは法律ドラマなのだけど、登場人物たちのセリフの切れ味が気持ちいい。ハーヴィーのスーツ姿と言葉のかっこよさは、どれだけ見ても飽きない。ダウントン・アビーはイギリスの貴族屋敷が舞台で、衣装と内装と英語のセリフが全部好き。紅茶とともに見るのが最高。

この2本、時代背景も設定も何もかも違うようでいて、共通点がある。ファッショナブルで、インテリアが超オシャレで、ハイソっぽいところ(今こんな表現しないかしら、笑)。アッパー過ぎて笑える。

SUITS/スーツ シーズン1 バリューパック(DVD) ダウントン・アビー シーズン1 バリューパック(DVD)

話題作と、いま見ているもの

韓国ドラマはあんまり観ていない。それでも「イカゲーム」は観た。あとは「地獄に落ちるわよ」「地面師たち」——話題になったここらへんも観た(笑)。地上波では無理めなストーリーは、楽しい。

地面師たち(原作小説・新庄耕)

「エミリー、パリへ行く」も観た。こちらはもう、おしゃれ全開。ファッションアイコンのお菓子箱みたいなドラマで、シンプルに、美しい。

今は「スタートアップ」を見ている。こちらはアメリカのストーリー(韓国版は知らないけど)。怪しいお金を元手に、育ちも立場も違う若者たちが仮想通貨ビジネスを立ち上げる話。堅い銀行員、天才プログラマーの女の子、ストリートで生きてきた男——本来なら出会うはずのない3人が、それぞれの事情で後に引けなくなって、手を組んでいく。追いかけてくるFBI捜査官まで一癖ある人物で、誰が善で誰が悪なのか、だんだんわからなくなってくる。かなり危ういところが、私の好み。私にはちょうど良いタイミングだった。

STARTUP スタートアップ シーズン1 DVD COMPLETE BOX

変な、変わった作品が好き

絶品だったのは「メイドの手帖」。シングルマザーが家事代行の仕事をしながら、幼い娘と生き直していく実話ベースのドラマで、じわじわと沁みる。

メイドの手帖(原作本・ステファニー・ランド)

そして推したいのが、エディ・レッドメインが実在の殺人看護師を演じた「グッド・ナース」。病人を作り出して、介護して、周囲の関心を誘う——ミュンヒハウゼン症候群を扱ったストーリーは古典的にあるけれど、この俳優さんでアップデートされた感じ。


一人で見る時間の贅沢さ

ドキュメンタリーも好きで、ファッション系や自然系は特に深夜に一人で見ると没入できる。誰かと一緒に見るのも楽しいけれど、一人で見る深夜のNetflixには独特の贅沢感がある。

音量を自由に調整して、途中で止めてお茶を入れに行って、気になったシーンを巻き戻して、好きなペースで進める。誰にも気を使わない鑑賞時間というのは、なかなかいいものだ。

ドラマ沼にはまると、終わったあとの喪失感がすごい。「あれはもう見られない……」という独特の悲しさは、同じ経験をした人にしかわからないと思う。次の作品を探す気持ちは、それを癒やしたい一心でもある。

誰かと、沼った作品を披露しあったら楽しそうだ。


よくある質問

Q. Netflixのおすすめジャンルはどれですか?

好みによりますが、海外ドラマ初心者には法廷・医療・宮廷系が入りやすいと思います。

Q. 字幕と吹き替えどちらで見ていますか?

断然字幕派です。俳優の声や言語のニュアンスをそのまま感じたいので。英語の勉強にも少しなっている気がします。